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DATE : 2020-12-21
CATEGORY : ★歯科コラム★
どうして乳歯のケアが大切なの?その①
こんにちは!香川県高松市の米田歯科医院です。
突然ですが、うちには小さい子どもが3人います。3歳になる頃までみーんな歯磨き嫌がっていました。
キシリトールタブレットで釣ってみたり、動画を見せながらしてみたり・・
でも結局毎晩太ももで子供の腕を抑えながらほぼ羽交い締めみたいな感じで、かわいそうだなぁと思いながら闘っていました。
1人目の頃、あまりに暴れるのでちょっと適当にしてたら、1歳半検診で歯垢がたくさん!と注意されてしまったり・・・
でもここは心を鬼にして!何とかなだめて闘って、12歳頃までは仕上げ磨きをしていただくことを強くお勧めします。
前置きが長くなりましたが、今日から数回に分けて子どもの歯を守ることの大切さについてお話ししたいと思います。
子どもの歯を守ることは
①永久歯を守ること
①-1.永久歯を虫歯菌から守る!
①-2.永久歯の歯並びを守る!
②正しい咀嚼を行うこと
⓷明瞭な発音を助けること
につながります。
①永久歯を守ること
①-1.永久歯を虫歯菌から守る!
●横方向からの虫歯を予防する
歯と歯の接するところは、歯ブラシが届きにくく歯垢もたまりやすい箇所です。そのため特に虫歯になりやすい部位です。
また、生え始めの永久歯はやわらかく、その分ダメージを受けやすい状態にあります。
6歳~12歳頃までの生え替わりの時期において、乳歯の虫歯と接する部分に永久歯が生えてきた場合、虫歯の乳歯から永久歯に虫歯菌が浸蝕してしまうことがあります。(キャー!)
健康であれば生涯つかえるはずだった永久歯が早い段階でダメージを受けてしまうことも多くみられます。
●上からの虫歯を予防する
乳歯の虫歯の進行がすすみ、歯根にまで到達し根尖性歯周炎となってしまうことがあります。(この状態、ズキズキとかなり痛みます)
その虫歯菌が乳歯の下に待機していた永久歯の発育を妨げ、その永久歯が「ターナー歯」となってしまうことがあります。
ターナー歯とは歯の一番外側にあるエナメル質が形成不全となっている状態で、見た目では永久歯の表面が白く濁ったり、茶色く変色し歯の表面に凹凸ができます。
本来歯を守るはずのエナメル質がきちんと作られていないため、その部分から虫歯菌に侵蝕されやすく、進行しやすいという特徴があります。
②以降、次回に続きます。
子どもの虫歯の特徴として、「気付きにくい」ということがあります。
痛みや変色が無く静かに進行してしまうため、学校等での歯科健診と合わせて3ヵ月に1度の健診をおすすめしています。
当院の小児歯科検診についてはこちらをご覧ください。
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