小児歯科
PEDIATRIC DENTISTRY
小児歯科とは
ABOUT
「乳歯はいずれ生え変わるから放っておいても大丈夫」「歯が黒くなっていないから大丈夫」「痛そうにしていないから大丈夫」と思っていませんか?永久歯に比べてやわらかい乳歯(子どもの歯)は、虫歯になりやすく進行が速い一方で、悪化するまで気付きにくいという特徴があります。また、歯痛や噛み合わせの悪さなどの不調を、自分の言葉で的確に説明することが年齢的に難しい時期でもあるため、治療開始が遅れてしまうケースも多くあります。定期的な検診を通して、ダメージが蓄積される前にケアしていくことが大切です。
当院の小児歯科は乳歯が生え始める生後6か月頃~永久歯が生え揃って顎の成長がひと段落する18歳頃までを対象としています。虫歯予防、歯並びや噛み合わせについてお気軽にご相談ください。
「子どもの虫歯」の特徴
FEATURE
小児歯科治療で最も多いのが「虫歯」の治療です。乳歯の虫歯の特徴として、進行が早く、悪化するまで気付きにくいということがあります。
-
01.虫歯が白いまま進行する
乳歯や生えたばかりのやわらかい永久歯の虫歯は、茶色や黒色に変色せず白色のまま神経まで進行してしまいます。お子さまの歯の表面に透明感や艶が無く、白く濁っていたり、歯と歯の間がまだらに白くなっている歯はありませんか?透明感や艶がなくなっている部分は歯の一番外側にあるエナメル質が溶け始め、既に虫歯になっているサインです。この状態の時では、フッ素塗布によって歯の再石灰化を促すだけで虫歯の進行を抑えることができます。しかし、乳歯で黒く変色したり、大きく穴が開いている状態であれば、ほぼ確実に神経まで到達している状態であるため、神経を取り除く根管治療が必要になります。
-
02.進行のスピードが速い
硬い永久歯の虫歯は、神経に到達するまでに数年かかりますが、乳歯や生えたばかりの永久歯は表面のエナメル質やその下の象牙質と呼ばれる部位が薄く、永久歯の半分程度しかないため、数カ月で神経まで到達します。
-
03.虫歯になっても痛がらない
子供は歯の痛覚が大人に比べて敏感ではありません。痛みを訴えた次の日には治まっていたりするため、見過ごされてしまうことも多いのですが、その間にも虫歯は確実に進行しています。
当院の小児歯科診療
PEDIATRIC DENTAL PRACTICE
小児歯科治療で最も多いのが「虫歯」の治療です。乳歯の虫歯の特徴として、進行が早く、悪化するまで気付きにくいということがあります。
定期検診
高松市が指定する幼児歯科検診の他、生後半年頃の乳歯の生え始めから定期検診もお受けしています。子どもの歯が虫歯になった場合、数カ月で神経に到達してしまう場合もあるため、およそ3ヵ月ごとの頻度でお越しいただくことをお勧めしています。
-
お口の中のチェック
虫歯の有無、歯茎や粘膜が健康か、噛み合わせや歯の生え替わりに問題が無いか確認します。生え変わる前の永久歯は顎の骨の中にあるため、レントゲン撮影でその状態を確認することが必要です。一方で、大人に比べて体の小さなお子さまへの放射線量の影響も懸念されます。当院では必ず防護エプロンを着用していただき、回数を絞って必要な時にのみ撮影することで、その影響を軽減しています。
-
歯の掃除とブラッシング指導
歯科衛生士が普段の磨き方で磨き残しがないか確認し、丁寧にお口を掃除したあと、ブラッシング指導を行います。正しい歯ブラシの持ち方、磨き方、フロスの使い方、仕上げ磨きのポイントについても説明します。
-
フッ素塗布
乳歯は歯がやわらかく、虫歯になりやすい時期です。定期的なフッ素塗布によって歯の表面にあるエナメル質を強化し、虫歯を予防することができます。当院ではフルーツ味のフッ素を用意しています。3カ月位が塗布の目安になります。
虫歯治療
小さいお子さんにとって歯を削ることは、痛みや歯を削る音に対して大きな恐怖心を抱くことは当然のこと。当院では使用する器具に工夫し、感じる痛みを抑えています。
-
表面麻酔の使用
麻酔を打つ前に、麻酔針を刺す場所に麻酔効果のあるジェルを塗布します。少ししびれる感じがしますが、いきなり麻酔の針を刺すよりも痛みが軽減されます。
-
細い針を使用
通常の麻酔針よりも細い0.2mmのサイズの針を使用しており、刺した時の痛みを軽減しています。
-
電動麻酔針を使用
麻酔薬を強い圧力で注入したり、注入スピードが変速であれば、痛みや不快感を感じやすくなります。電動麻酔針を使用し適正な圧力およびスピードで注入することで、手動による注入に比べて痛みを軽減しています。
その他の診療科目
MEDICAL DEPARTMENT